仕入前の再確認を徹底せよ


店舗で良いものが見つかって、
レジに商品を持っていく瞬間は、
割と気持ちが上がっていたりしませんか?

利益が出るからこそ、
沢山商品が買えたら嬉しいですよね。
ただし、それが本当に
表記通りの商品だったらの話…。

今回は、仕入前に失敗しない為に、
店舗の仕組みやよくあるミスについてまとめます。






商品のプライスについて


店舗で活動していると、
色んな戦略プライスが貼っていますよね。
これでもかっていうくらい種類もあります。

このプライスの価格は、
大きく分けると二種類で作られています。

① 本部から配信される
② 店内で決める

①本部から配信される場合は、
本部で価格を決めて、配信日に
反映されるようにデータを発行します。

それに合わせて各店舗では、
商品プライスの貼り換えなどを行い、
配信日に備える感じです。

配信日当日になったら、レジを立ち上げたとき
価格が反映されるような流れ。

②店内で決める場合は、
管理職や担当者が価格を決めて、
レジに価格を反映→商品プライスを貼り換える、
もしくは反対の手順で実行します。

店内で価格を決めるパターンは、
処分品になっている言わば見切り商品や、
不特定の商品を管理するリサイクル店などに
多くみられる方法です。
※処分品になって日が浅いものは本部配信が多い。


この二つの最大の違いは、
管理するのが【①組織 ②単体】
どちらなのか?

①の場合は、
本部からの配信になるため、店舗ごとの
価格のムラは比較的少ないものになります。

一方で②の場合、
各店ごとに価格を決めるため、
店舗で価格のばらつきがかなり目立ちます。

また、組織でなく単体で価格を調整するので、
ミスが起こりやすいのも特徴です。

・担当した人以外値段を知らない
・レジで価格が未反映
・プライスの貼り間違い


こんなことがよく起こります(笑)
向こうの落ち度なので、
大抵価格は合わせてくれますが。

つまり、せどりの狙い目である処分品は
価格の配信ミスが起こりやすい商材なんですね。
仕入れるときは注意したいところ。

今回はそういった仕入れ時の
注意をまとめていきます。


仕入れで確認すべきもの


商品を仕入れるときに色んなミスが続くと、
時間のロスに繋がります。
次の店舗にいけなくなるかもしれません。

つまりは自分で防げるものは防ぎたい。
とはいえ、どんな場面でミスが起こり、
何をしたらいいのか解らないですよね?

ということで、周回していてよく勃発する
起こりやすいミスや対策をまとめてみます。
改善案はずばりこの2つ。

1.値札と商品のJANを確認する
2.商品の金額を会計で確認する


こういったことで防げます。
それでは順番に解説していきます。


値札と商品のJANを確認する


戦略プライスに書いてあるJANか型番を
商品と照らし合わせて確認しましょう。
物違いや色違いの購入を防げます。

戦略プライスや商品を調べたときに、
さも当然かのように違う種類の在庫が
棚に置いてあることがあります。

よくあるのが、色違いで値段が変わるときや
廃盤品と現行品が同じ陳列棚にある場合です。

展示商品がすでに廃盤品で、
それ用の貼り紙として価格が表示されている。
一方、棚には現行品があるものの、
価格は貼り紙と異なるというケースですね。


確認は【JAN末尾4桁】をみる事で大体OK。
貼り紙と商品JANの確認を徹底することで、
こちらの落ち度による売買トラブルはかなり減ります。

万が一、売り場と値段が違う場合は、
その旨を伝えることで合わせてくれます。
また、色違いで同じ棚に陳列されていた際には、
多少強気でおせば安い方に合わせてくれるかも…。

こういった商品の配置ミスなどは、
お客さんが故意に置いた時を除き、
ドンキのようなごちゃごちゃした売り場や
敷地が小さい店舗などでよくあります。


商品の金額を会計で確認する


想定した商品代金とは違う金額が、
実際の会計で起こった場合です。

想定額より安ければ問題ないですが、
万が一、商品が想定値より高ければ、
せどりではただの赤字。経営破綻です

タイムロスの観点から見ると、
ここでのミスが一番大きい失点になります。
クレカの返品処理も時間かかるし…。

駐車場で気付くだけならいいですが、
自宅や各種宿泊先で気付くようなことがあれば、
取り返しのつかないことになる恐れも…。



新品を取り扱う販売店は、データとして
価格を保管している場合が多いですが、
リサイクル店では保管していないことが通です。
また、値札を店内ではがされる率も高め。

気付いた時には、時すでに遅し。
商品の値札はゴミ収集車が運んでいます。
そうなれば、水掛け論になるため修正も望めません。

会計のときは気が抜けがちですが、あとで
泣きを見ないようにしっかり確認。
理想は会計時、さいあく会計直後に確認は鉄則!

仕入れ代金をしっかり覚えてレジに行くか、
ツールで確認しながら商品会計をみる。
何かしら疑問に思ったらすぐに聞きましょう。


おわりに


今回は、私が仕入れているときに
徹底していることをまとめてみました。

仕入れ時に行なう必須事項として、
意識付けをしてみるといいと思います。
動機付けでもいいです。

せどりは商品を調べている時が、
一番集中力を使いますよね。だからといって、
他の工程も決して無下にはできません。

仕入れは完璧にこなしてこそ仕入れ。
納品作業は素早く問題なく送り、
販売も商品ごとに目を光らせて機会を逃さない。

しかし、集中するにも限界があると思います。
ここで大切なのは、
【無意識下でも自然にできるようになること】

つまりは意識付けですね。最初は意識して
癖のようにやることをこなしていけば、
気付いたころには無意識で出来るようになります。

要点だけをしっかり押さえて、
無駄のない動きでせどりをしましょう。

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