ども、古川です。
店舗をまわる時に大切なのは、
お店で素早く商品を見つけることです。
今回はその目安となるものを解説します。
少し長いので覚悟してね(*'ω'*)
はじめに
店舗の特徴つかんでいますか?
周回するときは、お店・系列・ジャンル毎など
色んな指標を作って活動すると、
利益幅が格段に増えるようになります。
そんなわけで今回は、
行った先の店舗の特徴を素早く掴む
ためのポイントをまとめてみました。
この特徴を覚えて生かせれば、
各店舗の善し悪しをすぐ判断できるようになり、
周回時間が格段に速くなります。時間効率◎
また、だんだん慣れることで、
全く行ったことがないお店に対しても、
上手にせどりが行えるようになります。
覚えることは少し多いですが、
自分のペースで覚えていきましょう。
同じ系列で同商品を取り扱っているのに、
その店々で価格が全然違うんです。
信じられますか?
特徴的なパターンを覚えよう
店々で違うパターンをまとめました。
こちらは系列店として特徴を見るのではなく、
(一つの)その店舗だけの特徴として、
押さえるべきポイントを押さえましょう。
同系列・他系列の店を問わず、
下記のような違いが出てきます。
項目ごとにクリックで拡大します。
商品の価格は、それぞれの環境や仕入値など
様々な要素が組み合わさって決まるため、
お店によって販売額が変わります。
それにより、
安いお店では特に値下げをしていなくても、
その価格差だけで仕入れができたり…。
系列店によって価格を統一している場合も有り。
また、そこから出る値下げ商品にも注目です。
当時の販売額からの値下げになるため、
最初から相場が安い方が有利になります。
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店舗によって価格が全く違う |
相場が高いお店の特徴としては、
繁盛しているお店や新店や超大型店などに多く、
価格が高くても勝手に売れていくため、
処分品も出にくく、下げ幅は低め。
意識して店舗の価格をチェックしましょう。
店の規模によって、
取り扱える商品数に差が出ます。
同じ系列店で規模も近いお店なら、
置いている中身も近いものになりますが…。
基本的な考え方としては、
規模に比例して店内の物量が変わるので、
大きい店舗の方が種類や取り扱い数が多く、
処分品も出やすかったり。
よって、当たりを引いた時の爆発力は、
店舗が大きければ大きいほどデカいです。
一方で敷地面積も広くなるので、
時間がかかることは必至。
それぞれの店ごとで処分品の出方に差があります。
その量によってせどりの旨みも変わるため、
重要度も非常に高いです。
ではなぜ処分量に差が生まれるのか?
それには二つの理由があります。
・店の繁盛具合
・店長の裁量など
せどりのしやすさというのは、
集客力に対して、物があまること。
つまり、店側は客の入り数にあった適切な
仕入れが行なえていないことで生まれます。
【身の丈に合わない仕入れ⇒売れ残りが出る⇒処分品になる】
処分品は必ずここを通り生まれます。つまり、
過疎店と繁盛店では処分量に差が出るんですね。
過疎=美味しい・繁盛=不味い傾向があります。
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お店によって処分量が変わります |
処分品はせどりで最も重視したい部分。
よく出る店舗はしっかり覚えておきましょう。
セラーにとって最も重要な値下げ、
ここでは値下げの幅が鍵になります。
基本的に値下げの幅は店ごとで分かれています。
一割・三割・半額など色々ありますが、
お店の値下げの仕方にはある特徴があります。
・値下げのスタートが決まっている
・値下げの上限が決まっている
・単価、ジャンルで下げ幅を決めている
店ごとでこれらが決まっています。
どの商品もスタートの値引きが3割で、
売れなかったら半額にする。
最初から半額でそれ以上は値引かない。
そもそも値引きがないなど
実に多種多様なパターンがあります。
また、もう一つの特徴として注目したいのは、
単価やジャンル毎で分けて下げ幅を変えるパターン。
基本的に単価が高い物・家電・工具などは、
値下げの最大値が低かったりするのですが、
消耗品といった安価なものは下げ幅が緩めです。
元値が高い商品の値引には牽制を入れて、
徐々に値下していることが多い印象。
もし最初から単価の高い商品の値引率が良ければ、
紛れもなくせどりでは良店。
単価・ジャンル毎でどう分かれているかも
チェックしてみましょう。
また、お店に行ったら今後も同じパターンで、
値下げ対応していることが多いため、
店ごとの下げ幅に注目してみましょう。
値下げ商品の中でも、
段階的に値下げを繰り返す店があれば当たり。
値下げの上に更に重ねて値下シールを貼ることを
せどり用語で通称
【トコロテン】といいます。
そういったお店は、処分品が売れるまで
期間ごとに再値下げを繰り返すため、
定価からかなり下がっていることがあります。
店舗によっては、
トコロテンに上限を設けている店もありますが、
一切設けていないお店もあるため要チェック。
値下げの二度貼り以上に注目しよう。
このお店はいつも入口横にワゴンがある。
値下げ商品は棚にひっそりと置かれている等、
店によって値下げ品のある配置は変わります。
また、新たな値下げ商品が出ても、
同じ位置に配置されることが多いため、
一度来たお店の処分品配置をみるのは必須。
再来店以降は効率的に回れます。
このお店はココにある、これが分かるだけで、
見ていく優先順位も付けれますね。
処分品のよくある配置については
こちらから
一つだけ注意点があります。
一時的にワゴンを設けているケースは、
配置を覚えても意味がないかもしれません。
例えば季節品が中心のワゴンは例外です。
〇〇店限定の特別価格など、その店独自で、
セール品を作っている場合があります。
そういった店舗には注目しましょう。
これはやる店やらない店でかなり分かれます。
また、やっていた店は
今後も定期的に
限定価格のセール品を作る可能性が高いです。
何よりその限定商品が美味しければ、
店内だけの特別価格のため、アマゾン上での
価格暴落も少ないものになるでしょう。
場合によっては、爆買も視野に入れれます。
また、店内だけでなく地域限定価格にも
意識を向けるといいかもしれません。
店の特徴は良いことだけではありません。
購入制限を設けていることや、交渉の裁量、
業者・転売を歓迎していないなど、
不利なルールを設けている店舗もあります。
しかしそこで仕入れする以上は、
そのルールに従い、活動しなければいけないので、
様子を伺うような感じでみていきたいですね。
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転売対策POP |
何かしらのルールがある時は、
店員に確認をとると良いかもしれません。
場合によって、
それが突破口になります。
各店舗の特徴で
キーパーソンになる人物は、
一番間近で見ていて裁量を持っている人。
そう、店長であり管理職の方たちです。
店長がどう運営をしていくかによって、
店内のあらゆることが決まります。
上記の特徴を作っている張本人のようなもので、
値下げ商品もその内の一つです。
また、
同じ人が代表でその店を管理するため、
その店の
特徴は、月日が経っても崩れにくい。
これがポイントです。
お店の担当者もチェックしよう
家電量販店や日用品店では、
交渉ができるというメリットがあります。
日用品店で交渉する場合は、
各売場の担当者を拾わないといけませんが…。
交渉では、価格を下げる裁量を持っていても
【やる・やらない】は人によって様々。
とにかく聞いてみるしかありません。
ずばり、当たりを引け!!
交渉に応じやすく下げる人は、
店の事情が変わらない限り、
そのスタイルで営業していることが多いです。
必ず名前なり名刺を貰い、覚えておきましょう。
よく行くお店なら、日をまたいでも
顔を覚えてもらえたらこっちのものです。
万が一、何人かに声をかけても断れる場合は、
業者だとバレて塩対応を受けてるか、管理職が
値下げを渋く指示していることがあります。
面倒ならおさらばしましょう(笑)
各店舗を回っていると、
OKなとこ・ダメなとこでは空気が違います。
管理職の重圧をフロアに感じるというか…。
規律正しいところは渋いところ多め。
自由度が高いお店は緩いです。
よって、交渉が成功するお店は、
どの担当者でも成立することが多く、
失敗するお店では、どの担当者も渋め。
そんな時は、管理職アタックをしましょう。
取り寄せに関しては、色々な要素が
入り混じって出来るかが変わります。
・担当者が他店に精通のある人
・お店のシステムに詳しい人
・気分屋
上記によって、やってくれるか否かだったり
取り寄せできる商品数に大きく影響を与えます。
ベテランさんの場合は、
慣れているので、高確率でやってくれます。
当たりの担当者を引いたら、通常はできない
処分品の取り寄せもやってくれたり。
一方、気分屋の人は本当にタチが悪く、
面倒なのか分かりませんが、
できるのに
できません。っていう人もいます(半ギレ
担当者の雰囲気だったり、相性などもあるので、
自分に合った担当者を捕まえましょう。
こちらも交友度が高ければ、
やってくれる人が多いジャンルの一つですね。
レジの担当者の違いは、
主に購入に関連した内容に影響します。
例えば、値引きや割引といったキャンペーン、
購入制限のある商材などですね。
店によってレジを担当する人は変わり、
バイトやパート・社員などに分かれています。
社員さんがレジをやっていると、
店舗内事情に詳しいことが多く、
購入制限で呼び止められる場合がある一方で、
値引きなどはしっかりやってくれます。
一方で、バイトやパートの場合は、
あまり内情に詳しくない人が多いため、
私たちにとって色々有利になることが…。
関東圏から北側に位置する地域では、
ドンキホーテなどのLINE割引に、
初回特典で5%値引きなどがあります。
1万を超える場合、一律500円引きになります。
そういった細かい設定を知らない人は、
どんなものでもパーセントで値引してくれたり…。
一例としてはこういう認識に差が出ます。
各店舗ごとにせどりに対する認識が違います。
場所によって、禁止札が貼られていることも。
家電量販店以外はそこまで重要視しなくても
いいかもしれませんが、店によって
意識が違うことは覚えておきましょう。
詳しくはこちらでまとめています。
【
各店、せどりの認識を知ろう】
店舗ごとで仕入れしやすいジャンルがある
|
店内各ジャンルごとのMAP |
店舗せどりをしていると、
実は各店ごとに利益が取りやすい
ジャンルがあることに気付くかもしれません。
このお店は消耗品がとにかく安い。
ベビー用品はよく買うがカー用品が
買えた試しがないなど。
これも大きい特徴の内の一つに該当します。
【特徴的なパターンを覚えよう】で挙げた
各特徴たちから見えてくる
一つの答えとして、
店舗ごとに美味いものは変わるんだという
意識を持つといいかもです。
各店の方針によって変わりますが、
売り場を主に作っているのは担当者です。
しかし、どのお店にもそれを管理する代表。
フロア長や店長・エリアマネージャなどがいます。
その人たちが売場や価格設定に
どれくらいの影響力を与えているのかによって
せどりのさじ加減が変わります。
各地域ごとに担当する人が変わることや、
地域全体に根付いた環境の違いが、
価格となって明確な違いを表していきます。
これがせどりの面白さでもありますね。
ではそれら店内の環境を、
少しでも早く掴むための考え方はないか?
それに関して簡単にまとめてみました。
大きく分けて二つに分類されます。
経営手法から見てみる
① トップダウン手法
② ボトムアップ手法
せどり関連で担当者が必要になるときは、
組織で自ずと使用されている
この二通りのパターンで読み解くと、
素早く特徴をつかめるかもしれません。
少しだけ専門的です。
トップダウン手法とは、
上が意思決定をしてそれを下に指示すること。
イメージとしては【亭主関白】
店長が絶対って感じです。
上が実権も持ち指示を下すため、
下は規律正しくなりやすい一方で、
自主性を抑えて仕事をこなすようになります。
せどりでの特徴は、
交渉の裁量を管理職が持っていることが多く、
店員に聞くと相談しに行きます。一方で、
管理職に直接交渉できれば、かなり有利に。
また、管理が行き届いている事が多く、
店員は店長の意向を守って仕事をします。
よって、どの担当者と接してもムラがなく、
同じ対応になりやすい。
もしせどりを嫌っていれば、
店全体で追い出し風潮になります。
ここでのポイントは、
【店長の意思決定が全体に反映される】
【店員・商品に管理が行き届いている】こと。
ボトムアップ手法とは、
上が下の意見を吸いあげ意思決定していくこと。
イメージは自主性のある【仲良しランド】
上が皆の意見を運営に取り入れようとするので、
下は自主的になりやすい一方で、
統率力に欠けやすい欠点があります。
せどりでの特徴は、
交渉の裁量を各担当者が持っていることが多く、
管理職とあまり差がありません。
しかし、色んな意見で売り場が仕上がるため、
ジャンル毎に価格のムラがあったり、
店員によって対応が変わったりします。
店長の意思決定は変わらずありますが、
一つの意見として受け止められることもあり、
それぞれ別々の意思で動くことが多いです。
ここでのポイントは、
【個々の意思決定で全体が決まる】
【店員・商品の管理にムラがある】こと。
二つのパターンをせどりに生かすには、
まず各担当者の動きを見てみましょう。
店長が【値下げ×業者×】としているときに、
そこがトップダウン中心の経営をしていると、
どの店員に聞いても店長の意思で動くため、
値下げも業者もお断り。
そういったお店に長くいても仕方ありませんね。
一方で、ボトムアップな経営がメインの場合、
店長が【値下げ×業者×】であっても、
あくまで一つの意見として周囲に捉えられ、
他の従業員は個々の判断で動きやすい。
個々で活動しやすいボトムアップは、
せどりでもかなりの狙い目です。
ムラが生じているところを突く。
対するトップダウンでも、
交渉の狙い目を一点に絞れることや、
その店の美味い・不味いをすぐ判断できるため、
店舗の滞在時間を有効に使えます。
この手法は、慣れるとすぐに見分けがつき、
判断材料としては強いのでオススメします。
おわりに
店舗ごとで分かれる色んな特徴について
ざっくりまとめてみました。
私たちがやっている店舗せどりは、
完全に個人戦です。どう成長するか?
いかにして利益を出すかは完全に自分次第。
そう考えたときに、私たちができることは
自分・相手の経験から学ぶことだと思うんです。
しかし、単純に経験を積んだからといって、
どう見ながら、考えながら周回したか
わからないと成長にも差が出てきます。
今回は、その差が少しでも縮まるような
特徴や考え方を詰め込んでみました。
少しでも感覚が掴めそうなら幸いです。
覚えて生かすには時間がかかると思いますが、
必ず武器になります。一つずつマスターしていって
効率よく店舗周回していきましょう。
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