店舗せどりは店員と接することもあり、
対人関係には意識したい。
というのも、各店せどりの認識によって
仕事上フリになりかねないからです。
交渉などは逆に功を奏しますが…。
今回は色んな店舗を回ってみて、
その店々がせどりにどういう認識をもっているのか?
まとめてみようと思います。
認識を知っておく必要性
店舗せどりのやり方は、
"スマホを使ってビームで商品検索"が主流です。
しかし、実際に活動している姿は、
慣れていないと割と目立ちます。
はじめたては誰もが通る道ですが…。
ビームをスキャンする行動や、
商品を検索、ツールと睨めっこする姿は、
素人目から見ても…。
「とりあえず何かしてる」のがわかりますし。
慣れている同業者だったり、
せどりを認識している店舗の場合は、
わりとあっさり分かるもの。私も家電のお店で
務めていた頃は大体見分けがついていました。
その時の店側の指示は、
【
業者に対して値下げをするな】です。
お店はこの世にごまんとありますが、
どの商品もだいたい流通を経て消費者に渡ります。
言ってしまえば、店舗型のお店は
正規の手続きで転売しているようなもの。
そんな中、会社の方針では
「地域の消費者に最適な価格を提供する」という
大義名分で販売しているところもあります。
結果、物販を取り扱う同業者は、
【己が利益のために商品を買う】ことから、
煙たがられ塩対応を受けたり、販売拒否される。
場合によっては、出禁にする店もあったり。
業者とわかると不利になることがあります…。
店舗せどりする人の中でも、
今後、地元で活動したいと思っている人は、
特に意識してほしい部分になります。
各店舗ごとの認識をしっておこう
それでは店ごとの方針として
せどりの認識はどういうものなのか?
代表的な店舗を例に出して、
経験上の話をまとめてみます。
※せどり活動で失敗しないように、
あえて怖がらせるように書いてます。
意識は持っておきましょう。
小売店は地域で認識のムラは多少ありますが、
基本的には、爆買歓迎です。
サーチしているところを見られても、
特に注意を促されることもないでしょう。
しかし、ドン・キホーテに限り、
業者お断りを掲げている店舗もあり、
そういったお店でのサーチは注意が必要です。
対策しているドンキの見分け方は容易で、
レジ前に
【警告文書】が貼ってあるか、
おひとり様1点限りのプライスが、
至る所に掲げられていれば、せどらー対策です。
とはいえ、基本的に安いお店なので、
不特定多数の業者も出入りしています。
【
警告文書】はもはやブラフ(笑)
おひとり様1点を爆買しない分には、
爆買しても問題ないでしょう。
過去に一度だけ、
注意と購入制限をされたことがありますが、
おひとり様1点を爆買しようとした時だけ。
それ以外は一度もありません。
またそこでも、指示に素直に従ったら
たくさん買わせてくれました。
基本的に、小売は大丈夫。ドンキだけ少し注意。
マナーは守りましょう。って感じですね。
せどらーの
最も標的になっているのが、
家電量販店です。理由は単価が高いから。
せどりで取れたときの費用対効果、
つまり効率が良いとされていたんですね。
現在では個人的には過去の産物。
おかげさまで見事にどの系列店も
せどらーに対する認知度が高め。
よって店舗で
堂々のビーム投下は危険。
系列店の中では、一番気を付けたいジャンルです。
それでは店舗ごとにまとめてみましょう。
せどりの認識は店ごとに分かれます。
基本的に、出禁になることはほぼありません。
しかし、業者に対して対応を悪い意味で、
使い分けるように本部指示が出ていたりします。
それを守る・守らないかは管理職次第ですが…。
お一人様一つが多い・業者に塩対応はその典型。
行ったお店がどちらのタイプか?
わかるまでは目立つ行動を避けたいところ。
基本的には、
せどらーが多い地域や
過去に業者絡みの問題が起こった地域で、
対策されていることが多いようです。
個人的には良識さえあれば、
ヤマダはあまり問題ないかなーと思ってます。
最近のインタビューで社長が言っていましたが、
通販の勢力が力を付けているため、
家電以外に転換をしなければ今後もたないとし、
価格の業務改善および住まいる館建設に
取りかかっているとのことでした。
せどらーに対する意識は高そうですね。
こちらもせどりの認識は高めですが、
業者だから値下げしないという話はあまり聞かず、
対応も受けたことはありません。
値下げ営業がスタンスのお店ですので、
気兼ねなく声をかけてみるといいでしょう。
しかし、本部指示により、
せどらー独特の買い方に気を付けるように、と
注意喚起は定期的に行われるそうです。
一点爆買や他店レシートを見せて価格を合わせてなど
指示がある以上は注意した方が無難でしょう。
とはいえ、認識はあってもヤマダより
甘めの対応と考えて問題ありません。
駅近など商業地域ばかりに建てているので、
物価も高く価格も高め、人も多いですよね。
そんなヨドバシカメラはせどらーも少なく、
店員の認識もかなり緩めです。
またこちらも同様に、本部による
セラーに対する販売指導をしてるようです。
業者ばかりに売ると怒られると聞いています。
とはいえ、セラーだと特定するのは困難。
よって黙認しているとのこと。
周りの状況を聞いたり、私が行く場合でも
特に報告があがってないので大丈夫でしょう。
家電量販店と認識しての活動なら問題なし。
セラー要注意な系列店。
nojima電機は関東や商業地帯に展開しています。
最大の特徴は【組織でせどらーを排除すること】
行けばわかりますが、非常に業者を嫌っています。
社長の方針で、
転売関係者との取引を一切禁止。
販売すると店員がペナルティを受ける徹底ぶり。
業者に売らないよう店員は目を配らないと
いけなかったりするんですねー。
せどらーに売ると始末書を書く電機屋
面倒くさいお店です。
更に面倒なのは、この電機店、
セラーの行動原理を勉強しています(笑)
処分価格になっている商品は、
会員カードがなければ購入できなくなっており、
どの商品も原則お一人様一つ。
会員カードスキャン時に、
他店から同商品の購入履歴が見られた場合、
販売拒否します。とレジに貼り紙があります。
ブラックリスト管理も完備!!
在庫を聞こうかと思ったら、
一つしかないとナチュラルに嘘をついたり…。
まぁ迷惑なセラーがいるのも確かですが、
この徹底ぶりは、あまりに幼稚。
せどりは時期によってうまいですが、
立ち回りに慣れてない人は非推奨なお店です。
ホームセンターはどこへいっても歓迎ムード。
業者ウェルカムで、注意すべきこともないです。
まだ在庫ありますよ。台車ですどうぞ。みたいな
店員から斡旋を受けることの方が多い(笑)
日用品店の存在そのものが、
業者のためのお店、って感じもありますし、
色んなジャンルの爆買はよくあるんでしょうね。
もちつもたれつのリサイクル店。
ハードオフやセカストは歓迎気味。
ブックオフは所によりビーム禁止されています。
同じものを取り扱う同業者になるので、
理解のある店員はかなり多いイメージですね。
一方、警備員がいる
万代・萬屋といった
倉庫系のお店は、警備員にビーム警告するように
伝えているお店もあるようです。
あまりに酷く出禁を喰らった情報もあります。
もし、見回りしている人がいたら、
ビーム投下は避けましょう。
電機店では【ヤマダLABI】
ゲーム書店では【WonderGOO】が注意です。
【ヤマダLABI】は、
一般的な家電量販店と同じ認識でOKですが、
過去にLABIで爆買を行ったセラーが、
販売拒否を受けたと話題になっていました。
セラーのマナーも悪くなかったようなので、
若干の違和感を覚えますが、業者だからと
別の日の仕入れで拒否されたとのことです。
私が爆買した時は何もなかったのですが、
前例がある以上は覚えておきたいですね。
【WonderGOO】は、
関東中心に展開しているゲーム書店です。
基本的に店の方針が同業者に否定的。
しかし、店員サイドは黙認しているイメージ。
ここでの注意点は、
お一人様一点の購入制限があるものです。
そういった商品には手を出さないのが無難です。
業者に対して黙認する風潮はあるようですが、
販売する制限商品に敏感なところは多いです。
値下げ商品でその表記がないものは、
購入しても原則問題ないのですが、
縛りのあるものは声かけされるので注意。
元担当者が語る業者の見分け方
私が社会人生活で経験した、
お店側の認識と業者の見分け方をまとめます。
まず第一にお店側の認識は、
あくまで業者であり、転売しているか否か、
そういうのはよく分かっていません。
せどりの存在を知っている人はいるものの、
そのお客さんがそうなのかは未判定が多いです。
次に業者であったとき、塩対応をとる店舗は
二つの判断に分けて識別しています。
・転売目的のセラー対応
・会社使用目的を含む業者の対応
つまり私用目的か社用目的のどちらなのか?
対策を講じている店は、
この二つを重視して判断することが多いです。
もし、私用の場合は厳しい対応を取る。
会社として使用するのであれば問題ない、
といった感じです。
事業主として活動している人は、
会社目的なので全く問題ないですが(笑)
店舗ごとの認識でも書いているように、
業者全般をお断りしている店もあるので
一概にはいえません。
とはいえ特定の店を除くと、
会社で必要と銘を打つのはかなり有利です。
基本的な考え方として覚えておきましょう。
お店で業者だと判断する材料は簡単。
棚の商品ごとで順番に止まります。
ビームをしているからでしょうが、
動作が見えなくても丸わかり(笑)
中にはコソコソする人もいますし。
かと思えば、商品には一切手を触れず、
スマートフォンを肌身離さず持ち、
画面を見てフリーズを繰り返します。
慣れてない人の動作はみなこういう動きです。
箇条書きするとこうなります。
・棚の商品ごと順番に止まる
・商品を手に取らない
・店内でずっとスマホを持っている
・商品の前で画面を見て動かない
・ビームを投下している
こういったことをよくしている方は、
セラーだとバレている可能性があります。
家電量販店で対策を講じているお店は、
もれなく塩対応されるだけでなく、
インカムで全員に通達があるので、
その店舗での爆利は望めなくなるでしょう。
最初はだれもが通る道ではありますが、
慣れていないのであれば、
業者に優しいお店で覚えていきましょう。
おわりに
今回はテーマがテーマなだけに、
批判的な声を中心に解説しましたが、
せどりを一つのビジネスとして理解している
店員・社員も中にはちゃんといます。
しかし、向こうも客商売。
過去に店内で何かしらの問題があったら、
厳しくせざるを得ないですよね。
結果的に、セラーだと気付かれないことが
穏便に済ます方法になっていますが…。
『買ってやるんだから〇〇〇しろ』と
高圧的な態度を取るのではなく、
節度を守ってマナーよく活動していれば、
店員から歩み寄ってくれることもあります。
こちらも沢山買いたいところですが、
お店の事情も考えてあげる。
『どのくらい頂けますか?』
『たくさん買っても大丈夫ですか?』
この一言で、大きく距離が縮まりますよ。
仕入れができるだけお金も稼げるので、
その分、マナーの悪い業者がいるのも事実です。
私たちはそういったことを理解した上で、
風下に立つような活動を心掛けたいですね。
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