もっと知りたいせどりについて


今回はせどりについて
もう少し深く掘り下げて解説します。



◇関連記事
せどりとは?
➡せどりの仕組み
モノレートとは?


せどりでポイントとなるもの


せどりの基本の手法につづいて、
やっていることを正確に言うと、

商品を買って売れる価格で販売し、
利益を出すこと

私たちは、これに重きを置いています。

様々なせどりの手法がある中で、
せどりをしている者たちが
注目しているポイントは、
利益を出す】という部分です。

安く商品を仕入れ、利益が出るのであれば、
状況によって、安く高くも売ります
つまり、ケースバイケースが主軸です
ここでいう状況とは、ネット相場に則ります。

【利益を出す】ことに重点を置いているため、
商品価格がいくらであっても、
安定して販売⇒利益が出せるなら
仕入れ価格や販売価格をあまり気にしないで、
売買する人が多い傾向です。

つまり、出品者にとって通販の販売額は
利益が出る金額であることが絶対条件であって、
元の定価がいくらに対して
通販の販売額がいくらなのか?
認識して活動している人は少ないです。

結果的に、
実は定価より高い金額で売っていた
ということも稀に生じるわけです。



そもそも定価とはなんだ?


定価とは、"定められた金額のこと"を指しますが、
最近では、小売店が販売する額に対して
『メーカーが付けた商品価格』として使われます。

一般的には、『定価』=『メーカー小売価格』
として認知されています。

しかし、商品の購入者は本当の意味で
この定価を知らずに買う人がほとんど
ぶっちゃけ、出品者だってわかりません

この理由には、2つ考えられます。

定価の確認方法としては、メーカーのHPなどで
希望小売価格を確認する方法だったり、
店頭で確認ができる場合があります。

ですがほとんどの場合、店頭では
既に値引きされた金額で販売されているため、
買い物する側は、本当の定価がいくらか?
わからない場合が多いです。
これが一つ目


に考えられるのは、
流通上の性質によるものです。

簡単に説明すると、
メーカーからお店までの流通過程で、
それぞれの仕入れ価格が異なる。
つまり、店によって販売額に差が出るわけです。

なぜこんなことが起こるのか?
詳しくはこちらからどうぞ↓
【せどりの仕組みについて】

左:東北ドンキホーテ 右:北陸ホームセンター

任天堂・Appleのような人気企業は、
価格を下げなくても売れるため、
メーカーの希望小売価格どおり販売されます。
こういったの物は例外。

ほとんどの商品の場合、
さまざまな流通過程を通ることで、
仕入れ価格は店ごとでバラバラになります。

それにより、店頭価格も店の数だけ変化。
当然、定価ではありません。
これが二つ目です。

このように、世間的には例外を除くと、
定価が曖昧になっているのが現状です。

※せどりの取引例:パターンX


そういった背景をよく知らない方は、
パターンXのお客さんBのように、
自分が買っているお店が定価だと思い込みます。
結果、クレームに繋がる場合もあったり…。

出品者サイドも利益を追いかけて活動している為、
時折、おかしな金額で出ていたりもしますが…。

そもそも商品価格というのは、
購入者が決めている要素が大きいため、
トントンに落ち着きます。


せどりの絶対条件と市場の動きを知ろう


せどり絶対条件として、
あらゆる場所で利益が出る物を仕入れ、
通販で販売するのが基本です。

価格は購入者が決める。といっていいように
市場の価格は売れ行きと在庫状況で変わります。
需要と供給のバランスです。

当時、良い値で売れていたからと購入しても、
販売する頃には、価格が下がっている
なんてことはザラ、逆のパターンもあります
株のように『価格は常に変動しうるもの』
と捉えて良いでしょう。

とは言っても、スタートラインとなる
基本的なせどりの手法は、
処分品(余り物)の仕入れが中心のため、
定価を超えた販売はあまりありません。

ここで一例を出してみます。

※せどりの取引例:パターンA

※せどりの取引例:パターンB


パターンAのように、
市場の商品在庫や出品者が少なければ、
価格は出品者の希望価格になりやすいです。

パターンBのように、
売れ行きに対して在庫過多になると、
みなが誰よりも早く商品を売りたいため、
価格が落ちやすい。

また、Bの商人Aのケースでは、
安く仕入れたことにより、販売額を
低く出しても利益が取れるようになりました。
よって、売れ行きを向上させる為に、
価格を落とす戦略も使えます。

一方、商人Bの心境としては、
当時の売行と相場から商品を仕入れたため、
価格を落とされては赤字
たまったものじゃないですね。


この商人A・Bのように、
通販業界では、それぞれ仕入れる環境が違うため、
出品したい希望価格や赤字ラインは異なります

実店舗で活動する各販売店では、
同じように仕入れる環境は異なりますが、
流通を介して商品取引が行われるほかに、
自分たちのお店で商品を捌くため、
競争率は少なく、価格の増減はゆるやか

一方、アマゾン等の通販市場では、
一つの商品ページに全国の出品者が出店するため、
価格の増減が激しい。

需要と供給のバランスによる商品価値が、
ダイレクトに反映される領域と言っていいでしょう。

せどりをはじめて浅い方は、まず最初に
これを絶対覚えておきましょう。

・需要>供給 ……… 価格は上がりやすい 
・需要<供給 ……… 価格は下がりやすい


通販での供給は、単純に出品者の数と個数
需要はお客さんで、売れ行きのコトです。
念頭に入れておきましょう。


おわりに


せどりをしている者たちは、
どういう目線でせどりしているか?
また価格の変動について解説させて頂きました。

実際のせどりの流れでは、
商品を探し、仕入れ販売を行ないます。

その際、使用されるモノレート分析を
しっかりと行なうことで、安定した売行の
商品を探すことも可能です。
また、仕入れ方が間違っていなければ、
価格下落で赤字になることも少ないはず。

大切なのは、全体を見る上での基礎知識として
今回のことを覚えておくこと。
次に、適切なモノレート分析をすることです。

間違った仕入れ方を定着させずに、
素敵なせどりライフを満喫しましょう。

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