回収を覚えよう


せどり用語の一つ。
回収を覚えて、店舗せどりをしてみましょう。





回収とは?

せどりは、仕入先と販売先で
価格差のある商品を見つけ、
利益が取れる商品を仕入れ⇒販売する。
これにより、お金を稼ぐビジネスです。

仕入れ店舗はお店の数だけあり、
商品の数も当然膨大なモノになります。
そんな中、ツールを駆使し、
利益の取れる商品を地道に検索します。

しかし、沢山の商品群の中から検索をかけると、
とても効率が悪いです。

そこでせどりの基本ともされる"狙い目"
処分品をチェックして、商品検索を行ないます。


実際に商品を調べて、
利益の取れる商品を見つけたとしましょう。

処分品を狙っているわけなので、
仕入れ商品も処分品になりやすい。
すると、商品は販売したら終わりの一点物。
次の商品を探さないといけません。

ここで"回収"が本領を発揮していきます。

回収とは集めるコト

利益の取れる商品を見つけたら、
同一商品をまたみつけたい。
しかし、処分品は一点物だからもうない…。

いや、それはあくまでその店舗での話。
回収とは読んで字のごとく、集めること。
他店舗をあちこち回って、
同一商品を回収しにいきましょう

それをすることで、
一点物でも長く利益を出し続けることが出来ます。

新品せどりの場合、中古とは大きく異なり
回収ができる。これが"一つの魅力"です。

回収にはまず『商品を見つけること
そこから始まりますが、次に必要なのは
どういったものが回収できるのか?
知っておく必要があります。

それを覚えるには、ちょっとした
せどりの知識が必要になります。

どんなものが回収できる?


回収を覚えるにあたって、
店舗せどりの法則を覚えていきましょう。

店舗で処分品を売っている場合、
在庫が残りわずかなコトが多いです。
そのため、特設会場(ワゴン)を設けたり、
棚に処分POPの陳列・棚に処分品が区画分けなど
少し目立つ位置にあることが多め。

おいてある商品群は、
取り扱いの古い商品・まだ日が浅い商品と分かれます。

取扱いがあまりに古い商品などは、
そのお店にしか置いてない可能性がある上、
そもそもが古い為、既に過去の産物で
売れ行きが悪く、おいしくなかったり…。
※型式が古すぎて、他店ではかなり前に売り切れている。
※田舎地域にいくとよくみかける商材。

一方、そこまで古くない商品は、
店頭の値下げが入って日もまだ浅いため、
他店にも商品在庫がある可能性が高い。
回収対象は、こういった値下げ間近の商品や
現行品でも利益の取れる商品を狙います。



ここで、店舗の特徴を見てみましょう。
チェーンで展開している店舗の特徴には、
"系列全体を通して、同商品を中心に取り扱う"
"本部指示を受けて、価格を変更する"
そういった運営がほとんどです。

つまり、一つの店舗で見つけた処分品は、
他店にいけば同じように処分価格で
値下げされている可能性があるという事ですね。

値下げして日が浅い商品を狙うのは、
市場でも現役であり、お客さんや同業者といった
購入者に買われない率を上げるためです。

最初は、どれが古く・どれが値下げしたばかりか、
なんだかよくわからないのが普通。

まずは、実際にせどりをしにいって、
ワゴンや値下げ商品群を見てみる。
⇒その店舗で利益が取れたものを覚える。
つぎに、同じ系列の店舗でそれがあるか、
チェックするだけでもいいでしょう。

活動規模が大きくなれば、
自然と同一商品を複数点買えるようになります。


せどりMYカタログを作ろう


日用品店のホーマックにいったら、
●●の商品が今は利益が取れてねらい目。
家電店のヤマダ電機の▲▲のスマホ用フィルムは、
先週一斉に値下げが始まった。あれば回収しよう。

こんな風に、
各系列店ごとせどりの実績を重ねると、
自分だけが知っているせどり情報、
【せどりMYカタログ】ができます。

あとはそのカタログの
取り扱い商品を新たに増やすだけ。

少なくても同系列店では、
同じ商品を取り扱っていることが多いため、
回収しに店舗を回り、ついでに新規開拓をする
それを繰り返すだけで知識も付いてくるでしょう。

MYカタログが育っていけば、
ただ、その系列店をわたり歩くだけで、
だまって利益が保証される。
とても素敵なことだと思いませんか?


店舗の特性から情報を盗め

先ほど、店舗は本部指示を受けて、
店頭価格を変更すると言いましたが、正確には、
一斉に指示を受ける・段階的に指示を受ける
この二種類に分かれます。

一斉に指示を受けている場合は、
その系列の各店舗では、同時期に値下げが行われる。
段階的に指示を受ける場合には、
その系列の一部地域から、
段階的に各店舗にて値下げが行われます。



例を挙げてみます。
ここに、A~Fの店舗があるとします。
一斉指示を受けていると、A~F全店で指示に従い、
段階的に受けていると、前半ABC・後半DEFのように
時期をずらして、指示に従い実行します。

回収では、この特徴を生かして
店舗ごとにどう指示を受けて値下げするか?
それを予測して動くと効率よくせどりできます。

よくあるパターンでは、
ここから北以上の地域にある系列店では、
これらの商品が値下げされていない。
他の地域はされている。など
無駄に回る必要がなくなります。


ん、そんなことしなくても、
電話をかけたり、現地にいったとき
在庫確認してもらえば良いんじゃないの?
鋭い、あなたはセンスがあります!

これに対する説明は若干難しいのですが、
できるもの・できないものとで分かれます。
最初はその判断がわからない、
どの店舗でも確認するといいでしょう。



処分品はお店にとっても今後不要になるもの。
価格を下げて流し切りを図ります。

通常の販売価格とは異なり、値段を下げて
処分価格として販売するため、
店舗の在庫管理上では【見切り品】として
カウントするお店が多いのです。

見切りカウントをされた商品は、
店舗の在庫データベースから除外されます。

店員が在庫を確認する際には、
データベースを参照して在庫を確認するため、
現地で値下げ商品として置いてあっても
カウント対象外になっていることが多いです。

一つの目安としては、
商品が価格表示POPが外され、
値下げの値札シールが貼られているもの。
こういったものは、ほぼ確認不可。

しかし、系列店ごとに仕様も若干違うので、
必ずしもとは言い難いのが現状です。

逆に捉えると、店舗の在庫状況が予測できない。
⇒みんなも在庫が分からず、回収が難しい。
うまく回収できれば、大きく稼ぐチャンスにもなります。


注意点



回収で一番気を付けたいこと。それは、
"同一商品を買うことに対する意識"です。

色んな種類を買わずに同じものを買う。
そうすると、買った商品が全部売れるまでに
相応の時間がかかります。

売れるまでは売上があがらないので、
入金もありません。
仕入れた代金分、自分に負担がかかります




例えば、こんな商品を買ってきたとします。
ROIもかなり取れるし、あちこちで回収だ!
売れ行きは月に10個程度です。

これを30個回収した場合、
単純計算で売れるまで3カ月かかります。
参考に計算例はこちらです。

勿論、30個全てが自店から売れるとは限りません。
価格が暴落する可能性だってあります。

つまり、同一商品を複数点買うときは、
自分に合った資金力で商品を回収する。
これがとても大切です。
余裕があまりない方はオススメしません。

売れ行きがとても高い商品なんかは、
どんどん回収しても問題なさそうですが、
都度、市場の動向には
目を光らせた方がいいでしょう。


おわりに


私がせどりをはじめたときは、資金ゼロで
クレカを利用したせどりをしていました。
(※現在もクレカ自体は継続中です。)

次のクレカ請求日までに入金を確保する。
これが資金ゼロの鉄則なのですが、
同一商品を買い漁りすぎて、見事失敗しました

入金日までに同一商品が売り切れず、
それ以外の売れた商品利益と相殺
手元に残るお金が思ったより少ない。
せどりで多いミスの一つです。

とは言え、良いものを引いたり
回転率が速いような商品の場合は、
とんでもない利益を一商品で出したりと
"真価"を発揮します。


今回、回収の解説では、
処分品が狙い目として話しましたが、
中には、処分品以外でも
せどり出来るものも沢山あります。

そういうものだと、他店取り寄せも容易なため、
活動規模も比例して大きくできるでしょう。
意識していくと、道は開けてきます。


せどり活動をしていく上でのポイントは、
美味しいものが見つかったら…。

➡回収はできる商品なのか?
➡自分の資金力に合った範囲で


ご利用は計画的に。

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