戦略せどりしてきました -後半戦-


10月に入りました。
今回は、3ヵ月前に書いた記事の解答編です。

どんな風に戦略せどりをしたか?
当時の考えをまとめて、解説していきます。




自然界で変化する市場のバランス


せどりの指標の一つに、
『自然界の動きをみる』というものがあります。

これは簡単な話、
人がモノを買うための購買意欲は、
自然界の働きに影響を受けるからです。

例えば、暑いから扇風機。
寒いから、ストーブ・ヒーターなど。
モノを欲しがる動機は、自然に左右されています。

そういった商材のことを『季節商材』と言います。
逆に、年中無休で売れるようなモノを『通年商材』
このように言っています。

季節商材の特徴はとてもわかりやすく、
夏の海水浴場と同じです。
ピーク時の需要がとてつもなく上昇し、
ピークを過ぎたら瞬く間に落ちる。
日本人のミーハーっぷりがよくわかります。

しかし、せどりビジネスでは非常にうまく、
先読みさえできれば、巨額の富を築けるほど、
一時の市場の動きは大きいです。

つまるところ、供給が追い付かないほど
需要が増えるため、価格が急上昇します。


地震による市場の動き



6月半ばにある地域一帯で、
地震が発生しました。

マスコミが一斉に地震に関連したニュースを流す。
それに相まって、災害に備えた商材が
爆発的な需要を迎えました

しかし、どの地域のホームセンターへ
いってもどこでも置いてあったり…。
価格も1,000~1,500円ほどで沢山あります。

しかし、インターネット上では、
全国が顧客のため、供給不足になりやすく、
非常に価格の変動も激しくなります。

今回、私が目をつけたのは"この商品のシリーズ"
地震発生前から日用品店で、
たまに仕入れていたものでした。


REQ-22:アマゾン商品ページ

REQ-50:モノレートの波形


モノレートのグラフを見てみましょう。

地震発生直後、需要が瞬く間に増えたことで、
アマゾンの在庫が欠品。その後も需要が続き、
暫くのあいだ、3,000円台で取引が続いています。

この時の一日あたりの売上個数は、
100前半でした。150個いかないくらい。

地震発生から1カ月~1か月半といったところで、
価格が大暴落。この時で約50個/日

価格の下落は、せどりで活動している後発隊が、
今後も安定して売れると勘違いして、
一斉に出品してきたことが要因と考えれます。
それから間もなく、アマゾン販売が復活。




こういった一時的な災害による需要は、
もって"1カ月"です。季節物とは少し変わります。
1カ月を過ぎてからの仕入れは自殺行為。
夏にストーブ売るようなものです。

仕入れる際は、発生して期間はどれくらいか?
市場の出品者数ではなく、在庫数をみる。
これを徹底して確認しましょう。


戦略的に遠征へいきました



突っ張り棒を製造している会社は、
本社が岐阜にある会社です。
下記が市場にある型番になります。

現行品:REQ-22,27,35,50,65
廃番品:SEQ-22,27,35,50,65

ねらい目はどの商品にするか?
新店・繁盛店に行けば、現行品があるだろうし、
田舎の方にいけば、旧製品がある

これに関しては、
アマゾン市場の在庫と相談しつつ、
全シリーズを狙っていくのがベストでしょう。
廃番品を手に入れれば、供給は既にないため、
利幅が高くなるのも分かります。

そうはいっても、この商材は、
一時の爆発的な売れ行きを利用するため、
一分一秒を争います。

どのセラーより優位に立ち、
はやく商品を集めなければいけません。


市場調査と行き先を決定する


まず、六月後半にメーカーや
日用品店へ市場の状況を確認しました。

日用品店は、被災地方面に商品を流し、
地元はいつもより品薄になっている。
メーカー供給も追いついていないため、
今後一カ月は注文をしても承れないとのこと。

ここから推測される市場の動きは、
少なくとも、アマゾン販売が再開されるまで
1カ月以上猶予があるということ。一方で、

・各店舗に商品が補充される
アマゾン販売が再開される


この動きが見えた時点で、
供給が追い付いたと考えられるので、
価格が落ちて元に戻ります。
リミットは最長で1ヵ月くらい


次に、商品の市場を調べます。
取り扱いのある店舗は、日用品店が中心。
コメリ・ジョイフルホンダ・ムサシ。
一方、DCM系列・地域に根付くお店の場合は、
アイリスの突っ張り棒を取り扱ってます。

価格は、ホンダ>コメリ>ムサシの順で安い。
店舗が密集している地域は、
ホンダは、関東方面に10数店舗。
コメリは、新潟と三重・奈良エリアが非常に多い。

私の住まいが福島県なので、
距離的には、新潟か関東が一番良いです。

しかし、ホンダは大型店舗。どのセラーも
買いに行くなら多く在庫が置いてある場所、と思い
新潟方面へ決定し、遠征へ行きました。


とにかく高速で動く



決めてからはすぐに出発し、コメリ祭。
"計画通り"と言わんばかりに、
どのお店へいっても在庫があり、
買っている人もあまり見かけない。

シリーズ商品なら、新旧問わず買い漁り、
ためては配送、ためては配送。

一週間の遠征になりましたが、
旅先で納品した箱数は全部で143箱でした

最後の遠征になった車:ポルテ ありがとう。

新潟から群馬へ下り、がっつり回収。
その後、第二候補だった
ジョイフル本田へ行ってみました。

案の定、どこへ行ってもほとんど空。
その時期、暴落していなかった現行品が、
ピンポイントでなくなっていました。
考えることはみな同じ。


嵐のような一週間の遠征。
計画して、鬼人のように動いた一カ月。
ひたすら協力してくれた嫁、感謝です。
お疲れさまでした。


この戦略売上成果



現行品は、当初の予定通りに
1カ月程度で売り切りました。
仕入れた商品の中には、数を見誤って
損切りした商品もあります。

廃番品は、予想以上に集まったこともあり、
現在も継続して販売してる商品がありますが、
約2カ月でほとんどの商品は流せています。
今は据え置き中。

商品名:REQ・SEQシリーズ
仕入れ額:1,835,795
実粗利額:930,647
ROI:50.7%
販売数量:1,572個


諭吉100には届きませんでしたが、
頑張ったかいがありました。

次回、戦略を立てて活動する時は、
もっと大きく資金を動かしていきたいですね。
狙うは、せどりの王道。廃番品!!!


おわりに


現行品・廃番品・出品者数・在庫数・時期など
さまざまな要因が重なって、売れ行きになります。

その商品がモノレートの波形的に、
どういう動きをするのか?
一つの商品を目で追っていくだけでも、
見えない色んな情報が分かってきます。

その特徴を上手につかめれば、
商品一つだけに焦点を絞っても、
凄い美味しい思いができたり。


戦略を練って、狙い目を定める。
➾目的のある遠征へいっても、
あくまでねらい目の一つとして考えます。

せどりの遠征に行くと、
他にも色んなものが仕入れできるため、
その色んなものからまた情報を得て、
次の遠征へ生かす。

これを積み重ねていくと、
大きく活動ができるようになると思います。

また、モノレートの波形を見るときは、
単純な損得だけを考えるのではなく、
月日ごとになぜこうなのか。を常に意識すると
みえてくるかもしれません。

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