今回から雑記シリーズの新企画として
難度高めのモノレート分析をやっていきます。
こういう目線で見ることができるんだという、
カルチャーショックになったらいいな。
ぜひ参考にして下さい。
今回のTARGETは?
では早速、記念すべき一発目。
はじめていきます(*‘ω‘ *)
今回の商材は、
つい先日コンテナを買いにホームセンターに
行った際、偶然発見したものからの出題です。
(2019/05/01)
結末がまだ見えていないので、
というか納品すらしていないため、
結果発表は後日報告の商材になります(汗)
ASIN:B00B7VNLK2
JAN:4983771874222
商品名:山善 キュリオム DVD-R 100枚 DVDR16XCPRM 100SP
価格:\1,280 個数:30個 出土先:コメリ
モノレートはこちら
JAN:4983771874222
商品名:山善 キュリオム DVD-R 100枚 DVDR16XCPRM 100SP
価格:\1,280 個数:30個 出土先:コメリ
モノレートはこちら
商品外装は比較的がっしりしており、
表面は堅めのビニールで覆われています。
外寸は見ての通り、DVDが100枚入っているため、
少し大きめで重さも多少あるような感じ。
あなたは仕入れますか?
百聞は一見に如かず。
実際にモノレートを見てみましょう。
少し見にくいので実際のデータと
照らし合わせながらを推奨。
(Mono)
現場では商品値下げはされていましたが、
処分品の表記自体は無かったものになります。
こういった波形データの商材がある場合、
どう判断するでしょう。あなたは仕入れますか?
目の前でこういった商品が見つかったと仮定して、
仕入れを考えてみて下さい。
この商品は出品者にアマゾンがいる状態で、
カートも保有しています。在庫数は999+
最安値\1,680と相当安く設定しているようです。
二番手はマケプレプライムの小口出品者。
出品価格\2,550の在庫数が170個と、
自分のペースで販売しているのが分かります。
ココ三ヵ月以内でのベースでは、
アマゾンはときおり出品が途切れていますが、
比較的早い段階で復活していますね。
三カ月近く前は出品者が15人近くいたものの、
アマゾンの在庫切れに合わせて売れていった様子、
現在の出品者は4人しかいません。
この情報だけで判断するのは早計か?
では一年ペースで見るとどうでしょうか。
昔からアマゾンいるやないか…。
しかも\2,500でずっと出ていた模様。
今になってどうして価格を下げているんだか…。
この商材の仕入れ値は\1,280です。
つまり現在の最安値\1,680に合わせると、
1個当たり \-156 / ROI-12%になります。
普通に考えて分が悪いように感じますね。
アマゾン先生とも戦わないといけないし…。
ましてや今の価格では利益が出ません。
一般的な目線でデータを見てみると、
▶現時点の値が取れないから仕入れない。
▶アマゾンが途切れない可能性から仕入れない。
▷アマゾンが途切れた隙間を狙い少し仕入れる。
▶アマゾンが途切れない可能性から仕入れない。
▷アマゾンが途切れた隙間を狙い少し仕入れる。
こんな感じでしょうか。
アマゾンが途切れて次の出品者にカートが回り、
時々波形が跳ねていますね。とはいえ、
売れているかと言われれば…どうでしょう。
単純読みの場合、波形も荒ぶってますし、
仕入れないという判断をするのが通だと思います。
むしろそっちの方が安全です。
ここで大切なのは、利益云々というより
このデータを見た時にどれだけ情報を見抜けるか。
自分の分析で持ち帰れる情報量は変わっていきます。
私の考えと予想
それではこのモノレートの考察をしていきます。
とりあえずこの商品、私は全部買いました。
主な理由としては以下が挙げられます。
▶既に廃番と予想される ▶回転率が良い
▶出品価格が高くても売れる
▶出品者数が少なく参入される可能性が薄い
▶まもなくアマゾン在庫が尽きる
▶出品価格が高くても売れる
▶出品者数が少なく参入される可能性が薄い
▶まもなくアマゾン在庫が尽きる
こういったことから仕入れしました。
それでは一年ベースの波形で見ていきましょう。
考察ポイントその1 |
アマゾン市場では、
①販売力を持たないメーカーや正規店などに対して、
アマゾンが買取して販売を行なうサービスがあります。
言ってしまえばそれがカタログに君臨する
"アマゾン販売の正体"です。
つまり上の波形のように、
アマゾンが長期的に販売している商品というのは、
他企業がお願いして売ってもらっている状態です。
提携関係にあるということですね。
ここで情報を整理してみましょう。
産地直送でメーカーが直にアマゾンと取引。
販売する…これがもし現行品ならどうなりますか?
世の中にある新品を販売する実店舗は、
自社ブランド以外、必ず仲介を経由して仕入れます。
その店舗からせどりをする我々と
販売店は商品の仕入値という部分において、
絶対メーカーに勝つことはできません。
そのメーカーと王者アマゾンが繋がるので、
全国でどこも勝てない環境が仕上がるわけです。
よって、アマゾン市場の現行品で、
メーカーと繋がっている商品カタログでは、
他出品者の参入がほぼ出なくなるんですね。
アマゾンの社会的背景(価格交渉力)を考えると、
仕入値は恐ろしいものになっていると予想されます。
つまり、05/01~12/01頃までの波形は、
メーカー供給のあるアマゾンが無双できる
現行モデルであったと推測できます。
※五段階モノレートでいう第二期にあたる
考察ポイントその2 |
次に注目したいのは、12/01以降
出品者数が二回に渡って突然増えていること。
価格変動やアマゾンの値も確認できる。
今回のモノレート波形からは、
下記のような内容が読み取れます。
▶市場全体で商品の価格変動が起こった
→セールによる値下げ →処分品による値下げ
→訳アリによる値下げ
▶アマゾン販売の供給が不安定
→アマゾン、提携先で在庫不足が起こっている
→提携先が変わっている
→セールによる値下げ →処分品による値下げ
→訳アリによる値下げ
▶アマゾン販売の供給が不安定
→アマゾン、提携先で在庫不足が起こっている
→提携先が変わっている
出品者が急増したということは、
販売値\2,300~2,600前後のこの時期に
利益が取れるようになったため、
出品者が参入したことを表します。
つまり、何かしらの理由によって、
市場全体の販売価格が変わった。
そしてそれを仕入れた、と考えれれる。
次に出品者が急増する前に注目しましょう。
アマゾン本体の値が一割ほど下がっている。
これはなぜでしょうか?
他の出品者の参入によって
価格を調整したとも考えられますが、
メーカーが商品を廃番品(処分品)として扱う
動きを取ったと仮定したらどうですか?
全ての動きに辻褄が合いません?
当時アマゾンに参入した出品者は、
\1,400以下で商品を仕入れている。
(販売値\2,300のときでROIが約20%なため)
現在の販売値\1,680では利益が出ないため、
出品者がいなくなっていると予想される。
(販売\1,680のとき、仕入れ値\950でROIが約20%)
つまり、仕入れ先の販売価格は、
\1,000を切っていないということ。
DVD100枚入りが今後この値を切ることは、
商品価値的にも可能性低めじゃないかな。
考察ポイントその3 |
出品者の仕入値は大体これくらいで、
この商材は廃番品の可能性が高い。
しかしこれだけでは少し役不足。
次に見ていきたいのはこのAとBです。
丁度アマゾンの価格が落ちた部分ですね。
先ほどの内容を仮説した上で考察すると、
Aに入った段階では…
①処分価格として値段を再設定した
②アマゾンの提携先そのものが変わった
②アマゾンの提携先そのものが変わった
この二つが考えられます。
メーカー・正規店も現行品の準備があります。
いつまでも古い型が置いてある状態では、
身動きが取りにくく、邪魔なんです。
そのため、値を少しでも下げて在庫を流したい。
=廃番品(処分品)だからという心理が働きます。
私の予想では、Aまでの期間はメーカーが
アマゾンと提携していて①を実行。
Bの期間で正規店が処分品を流したくて参入(②)
それに伴い価格がドッと落ちたと予想しています。
このA・B間にはアマゾンがいなかった空白の
二週間があり、そこで入れ替わったかなと。
少なくてもアマゾン側の仕入値が、
大幅に下がったのではないでしょうか?
もし仮説通りBが正規店参入だとしたら、
持っている在庫数はたかが知れます。
回転率に対してすぐ在庫がはけるでしょう。
またメーカーが提携を続けていたとしても、
価格を落としたことで回転率が上がっており、
時折、アマゾン販売が切れています。
商品が廃番品であると仮定したら、
完全に途絶えるのも時間の問題になります。
現在はベンダーエキスプレスが終了していますが、
中堅以上の企業と連携は続いていると聞きます。
そうすると互いの内部事情に対しても
多少の計らいや協力関係はあると思うんです。
一過性のビジネスはしないんじゃないかなと。
アマゾンヤ●ザだから分からんけどw
Monorate(せどりすと版) 3ヵ月ベース |
間近3ヵ月の波形に戻ってきました。
通常の出品者がいた頃で、
ほどよく在庫があったときの販売価格は
おおよそ1,900円以上が中心のようです。
アマゾンも本体が消えたり、カート譲ったりと
定期的に出品者の手番が回ってきています。
供給がかなり不安定ということですね。
※五段階モノレートでいう第三期にあたる
出品者の増減が赤裸々に語ってくれているので、
分かりやすいと思います。
もし\1,900で販売することになっても、
仕入値は\1,280なのでマイナスにもならない。
悪くても±0、機会を優先すべきかなと思います。
最近は販売額が凄い安くなっているので、
それに拍車をかけるように回転率も爆速。
アマゾン先生のお陰です。
回転によって露出度も非常にあがるため、
高い金額で据え置いたとしても、
カートを取得した瞬間に売れてくれます。
回転率はどうしても落ちちゃうけど…。
そして何より安心感が持てるのは、
アマゾン先生による出品者ブロック。
波形の深読みがまだ難しい方や、
初心者~中級者にとって今回のような商材は、
参入が怖い部類だと思います。
そのアマゾンがいることで新規の参入を防止し、
値崩れや機会損失といったリスクを防ぎやすい。
私はこれを"アマゾンブロック"と呼んでます。
アマゾンと戦う事にはなるものの、
結果的に出品者の急増が起こりにくくなり、
価格の暴落といった不確定要素も排除され、
思うがままの戦略が実行しやすいです。
長くなってしまいましたが、
以上のことから私は仕入れる判断を取りました。
あ、中古の波形も見てみると良い事あるかも。
結果は後日!大爆死するかもしれませんが、
報告したいと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか?
この記事を見ることで、自分の中で何かしらの
糸口を見つけるヒントになりそうなら幸いです。
モノレートって奥が深いでしょ?
でもほとんどの場合が理に叶っていて、
それを理解することで色んな戦略が組めるんです。
戦略的に動くためのツールも欲しくなりますが…
私自身、マカドを推しているのはそのため。
モノレートから情報を沢山引き出す事ができれば、
仕入れ商品や販売手法はどんどん見つかります。
同時に視えないリスク回避にも繋がる。
全ては分析次第です。
これを機に深く潜る練習をしてみましょう。
今回のように廃番か否かで戦略が分かれる場合、
爆買いは確実性をもって挑むのが望ましいです。
ぶっちゃけ30個しかなかったので、
私はその場の判断で仕入れてしまいましたが。
これがもっと沢山あるような場面では、
メーカーや担当者に直接確認を取っています。
聞くのが手っ取り早いですからね。
界隈にある超有料級の情報なんかも、
自分の手で地道に掴んでいく事も可能ですので、
迷惑をかけない範囲で外部は利用しましょう。
実際の現場では効率的な動きが求められるので、
商材を見つけてからの分析時間も大切です。
私自身、今回の分析は約30秒くらいで
仕入れ~判断までを行なっています。
まずは深く読んで情報を引き出す。
次に速度の意識をして数をこなしていく。
積み上げると精度・時間は良くなりますので、
まずは実践して一つずつ覚えていきましょう。
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